朝のブリーフィング時、ガイドさんは当然のように2本でのスケジュールでお話をされていたのだが、実はもともと我々はボート3本で申し込んでいた。
 そこでブリーフィング後に確認してみたところ、他のチームももしOKとなれば、3本めも行けるかもしれないということだった。

2本めが終わった時点でガイドさんから、3本目もいけますよ!お店に戻ってお昼ごはんを食べてから準備しましょう!と声をかけられた。やった、これで帰るのは流石に寂しい。

そしてお昼ごはん。

大変おいしい麻婆丼…なんだけど

 お店に戻るとすでにお昼ごはんが用意されている。こちらのお店はご飯がおいしいのが大変嬉しい。周りには店があまりないこともあるし、混雑するし、ウエットスーツのままで食べられるのはものすごく楽チンだ。他のところだと、カップラーメンをすすることになったりもするし、このちゃんとしたご飯は本当にありがたい。

 が。

 先程の強!にんにく!がアタマをよぎる…
 しかも連れのアラフォー女子二人がたくさん余らせて、どうぞ、と差し出してくる。
 まぁ、大方の想像はついていたが。

 お腹もいっぱいになり、連れの二人は直射日光の下でぐっすり昼寝。
 熱くないんかなと思いつつ…

 さて、時間になり出発。
 3本目は、水面で集合せず、そのまま流れに乗っていくとのこと。
 ハンマーが近くにいることは間違いないので、今回はガイドさんも気合十分だ。

 そしてエントリー。

 エントリーして気がつく。

 あ。

 やっちまった、カメラないわ(笑)

 あとから来るメンバーが持ってきて…くれないね、そうだよね、そんな余裕ないよね。

 ガイドさんにハンドシグナルで、カメラカメラとゼスチャーするも、にっこり笑ってスルー(笑)

 ま、いいさいいさ、カメラなんていらないさ、水中世界をしっかり全身で愉しめばいいのさ(T_T)

 そして、入って程なくしてガイドさんがベルを鳴らす。

 いた!

いたー!!
(写真はいただきもの(^^;)

 いたよー!

 初めてちらっと見えた!
 本のちらっとだったが、その後もハンマーやオグロメジロザメなど、何種類かが我々の視界の中に入っては消えていった。

 その都度ガイドさんがベルを鳴らすのだが、今回、実はカメラがなかったことで奏功したのが、ものすごく身軽だということ。

 カメラを持たないで潜るのってこんなに身軽なんだっけ???

 と信じられないほど。

 ガイドさんがあっちあっち!と指差す方向に、二人抱えてダッシュしてもぐいぐい進む。

 そんな事ができるのも、カメラを持っていなくて両手が空いているから。
 自慢のロングフィンの推進力と言ったらなんとも頼もしい。

 そして足がつった(笑)

 両足で五ヶ所くらい同時につった。

 これに関しては圧倒的敗北orz

 その後は、ゆらゆらと流れに身を任せつつ現れては消えるサメたちを愛でながらのエグジット。
 私は足を休めつつ(笑)

 あー、痛かった(笑)


 船上ではみんなが明るい。
 先程まで、話しかけてもほとんど反応のなかったメンバーからも、大きな笑い声と笑顔が弾けている。

 見たいものが見えたとき、目標を達成したときの達成感というのは、やはり人に大きく影響を与えるものなんだろうなと思う。

 ダイビング、やめられません。


 今回はほんの数匹とのランデブーだったので、見られたと言ってもまだこれで満足してはいけない。
 次回は、群を見るぞ!っと、三人で気合を入れ直したのだった。

 いつか、つづく。