前回の後日談。

 その後、私もついに5mmのウェットスーツを購入した。

 相方からは、意地になってるだのなんだのとさんざん言われていたが、だって3㎜でも快適に潜れてたんだもん。

 だけれども、どうしてもドライスーツの期間が長くなるのは否定出来ず、、また水中では快適だけどやはり陸でどうにも暑い、ということが多くなってきた。

 そこで結局仕方なく5mmのウェットスーツも購入するに至ったのだった。

 ヘレイワホのとっても柔らかそうなやつだ。
 
 これは生地もしっかりしてて、5mmにしては動きやすいし、かなりお買い得感はあった。
 ただ、ちょっとサイズが大きかったようで、たいていその日の1DIVE目では潜行にちょいとコツを要する。
 要するにウェットスーツと体の間に空気が沢山含まれているからなのだ。

 しかし…動きやすいほうだろうとはいえ…やはり5mmは私の感覚では厚いように思う。

 これはとても柔らかくて動きやすい方なんだろうけれど、それでも、ペラペラ3㎜の動きやすさに比べるとわずかに動きにくさを感じることがある。
しかし、確かに暖かい。20度くらいの海に潜っても全然快適で行ける。
たぶん18度くらいでも行けるんじゃないかな?

 まだ試してないけど。

 そんなわけで今は、ドライでは陸で暑い、3mmでは水中で寒いという時期に5mmを使用している感じだ。またあったかくなって来たら3㎜も引っ張り出してきて使おうと思っている。

 そう結局、自分スタイルで、色々切り替えていけばいいのだ。

 何度も書いているけど、「周りに迷惑をかけない範囲での自己責任」。
 これですよ。

 だけれども、やはり3㎜を国内関東で使っている人は少数派なのはどうやら間違いなさそうだけど。
 (お見かけしたことないです(笑))

 ちなみに来月(今は6月)、相方は北海道に潜りに行くらしい。

 そこでは、水温20度くらいになるらしいが、ウェットで潜っている人はほとんどいないそうだ。

 考えてみれば、北海道の海で普段潜っている人はほぼドライが普通なんだろう、きっと。
 そこで、20度あるからといってウェットで潜る感覚は文化的に確かに少なそうな気はする。

 沖縄での20度で、ドライで潜る人があまりいないのと同じように。

 場所や、そのあたりの文化でどの選択肢が一般的なのかは各地の醤油の味よりも変化に富むものだろうと思う。

だからまためぐって同じような答えにはなるけれど、自分が快適だと思うものを選ぶのが一番いいんだ。
 ただ、おそらく、関東近辺で潜ることを前提にするのであれば、ひとまず 5mmを買っておけばまぁよほど間違いはないんだろうな、という結論に落ち着くだろうことはまぁ間違いなさそうだ。

 それでも私はたまには3㎜を着るのだろうと思う。
 水の中を泳いでいるなぁという感覚が、3mmのほうが圧倒的に気持ちいいんだもん。


 そしてさらにその後日談。
 ついに相方も人の3mmを散々バカにしておきながら今3mmを物色している。それはことしの秋、プーケットに行こうという計画が固まってきたからだ。南国のダイビングでは3mmが通常で、いつもは濡れたのを乾かしたり持って帰ってきたりという手間が面倒でかりていたのだけれど、借りるとそれはそれで結構お金がかかったりするところもある。(お金のかからないところで探すというのも方法の一つではあるけれど)

 ともあれそんなことでついに相方も3mmの心地よさを日本で知ることになるだろう(笑)