前回の記事で、沖縄一人ダイビング旅の1日目の夕方、思いがけず粟国島に行けないという残念な連絡を受けた後。

慶良間とかならご案内できますが…というガイドさんのお申し出だったのだが、何しろ今回は宿泊が名護だ。遠いんだ。結構。
そしてまたそうすると朝6時とか7時とかに来てくださいっていう話にはなっちゃいますね…
とのこと。

粟国島に行けるんであればそれが3時でも頑張ろうという気になるが、慶良間は今年の正月にも潜っているし、個人的に初心者向けのイメージがあったので、今回は大変申し訳ないがお断りして、名護の近くで潜ってみることにした。

そこで、翌日のガイドをお願いしているお店に連絡するも、すでに午後から予定が入ってしまっていて午前で近場のビーチ2本くらいなら…とのこと。

うーん、、、いったん考えます、といって、つい今しがた別れたショップさんに連絡してみる。

すると、タイミングもよかったのか、快諾を頂き、翌日は水納島、瀬底島近辺で潜ることになった。

正直、これもどちらも初心者向けのポイントだというイメージがあったから、この日の朝はそれほど気分も盛り上がってはいなかったのだれど、実際これはこれでたいへんよかったのだ。

こういうの撮りたかったんだよー(笑)
光のカーテンが美しい
光のカーテンが美しい

午前中は、山川漁港から水納島に向かう船の上で土砂降り。
本来はすぐそこに見えるはずの伊江島も全く影も形も見えない。
ただのグレーな空だけがそこにあった。
どうなることかと思っての1本目だったのだが、背中からぼちゃんといってくるっと回ったところで目を見張る。

普段伊豆で視界5mとか言って潜っている感覚とはやはり違う。
20m先の海底がばっちり見える!
この日は結構濁りも入ってはいたようなのだけれど、それでもそのくらい視界は良かった。
一気に気分が盛り上がる。

中では、ハナヒゲウツボ、チンアナゴ、ヨスジフエダイなど、「バエ」そうな(笑)子たちがたくさんいる。(バエってなんか使ってみたかったけどやっぱり美意識的に多分もう使わないな(笑))

船上では、前日船酔いで旦那さんが潜れなかったという、千葉からの御夫婦とも親しくなれたし、お昼は波止場で高山食堂の味噌汁を頂いて。
それはそれはいい一日だった。

これだよ、これ、こういうのが旅の醍醐味だったよね。

水納島いいじゃないか!(現金なやつ)

前日のゴリラチョップの話をネタにもしつつ、ショップのお兄さんも
沖縄らしい海を見ていただけて本当によかったです!
と一緒に喜んでくれた。

確かにこういう直球の沖縄、きれいな海ー!
というのは滞在中一日くらいあってもいいよね!

粟国は、またちゃんと行こう。

そして翌日はいよいよUSSエモンズ!
水深45mの底に眠る巨大な沈船だ。
一体どんなダイビングになるのか…
さすがにちょっとドキドキする。

そう思いながら、今夜も泡盛にダイブしつつ夜を更かすのであった。。。

つづく