このテーマに関しては、色々なサイトなどで、ダイビング、エア持ちのコツ、よくするには、みたいな検索ワードでよく検索されているように、私を含めダイビングを始めてちょっと慣れてきたころの皆さんのお悩みの種であろうと思う。
せっかくもぐったのだから、できるだけゆっくりと、満足のいくまで安心して潜っていたいということは、誰でも思うことだろう。
周りのみんなが残圧100といってるのに自分だけ80となって無駄に緊張してしまったり申し訳なく思ったりしてしまい、せっかくのダイビングが楽しみきれなかったという経験のある人も結構いるんではないだろうか。
中には言い出せなくてウソついちゃったりとか。(←これ、絶対絶対絶対ダメですからね。ちゃんとしたガイドさんだとおっけー、って言っておきながらちゃっかり残圧計盗み見られててバレてることも(笑))
さて。
私の例だけれど、180barのタンクを1本だけもって、
1本目:平均 9m/40分 180-100
2本目:平均 8m/40分 100-20
もちろんあんまり泳いでいない前提ではあるけれど、ある日とあるビーチでセルフで潜った時のデータ。
タンクが10ℓなので、大体12ℓ(1.2Bar)/分くらいらしい。ログアプリに入力すると自動で計算してくれるのでとても楽ちんだ。これが大体私の基準となっている。
この数字がいいか悪いかはともかくとして、自分のエアの基準となる消費量を知ることで、感覚的に今回はちょっと泳いだからいつもより減りが早いな、とか、今回は浅いから減らないなー、みたいな状況の変化を把握することができるようになってきた。
昔であれば100Barからもう一本もぐろうなんて気には到底ならなかった。しかし冷静に、40分で80使って帰ってきたと思うと同じ事ならさっきより少し水深を浅くすればまだ余裕をもって行けるかな、と思うことができる。
残圧100Barからの3分の一ルールなら、30残して帰ってくれば安全な範囲内ということになる。
ちょっとゆっくり安全停止をしたので、この時は残圧20まで使ってしまっているが、安全停止の時点で想定範囲内に収まっているので全く問題ない。
私は、写真を見てもわかると思うが、そこそこな体格をしている。
多分、座って呼吸しているだけでも人より多くのカロリーを消費しているのだろうと思う。体脂肪計に乗ると、代謝量が1800くらいと表示される(単位は忘れた)。
基本的にそこにいるだけで他の人より多く燃料を消費しているのだろうと(勝手に)思っている。
けれども、このこととダイビングにおけるエア消費量は実際はあまり関係ないようだ。
考えてみれば当然の話で、肺活量の少ない女性であってもすーはーすーはー回数が多ければ早く空気は減ってしまうし、むっきむきの男性でも無駄な動きがなければ空気は無駄には減らない。
空気中の酸素量はみんな一緒だし、吸い込んだ空気の酸素を完全に使い切ってから吐き出しているわけではないことを考えると、肺活量=タンク内の空気の消費の早さ ではないことは間違いない。
要するにスーハーした回数で減りの速さが決まるってことなんだ。
最もその前に、
- 適正ウェイト
- 中性浮力
- 無駄に動かない(フィンも結構重要)
ことをまずは認識したうえでのことだけれど。
その上で、ながーーーーーーくすってゆーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっくり吐くことを意識していくと、これがびっくりするくらいエア持ちがよくなってきた。
イメージは、上手な人の動画などみると、あー、このくらいの間隔で呼吸しているのかーというのがわかると思う。
本当に上手になりたいと思うのならそういった勉強の仕方も一つの方法だ。
と、いうのも、先日珍しく相方が動画を撮り、見せてくれたのだが、これがびっくりするぐらい呼吸の間隔が早かったのだ。(一応結構泳いだ後だということではあったが)
そりゃー減るわなぁと、いうことで、こちらで録った動画を改めてそんな視点で見てもらったら、驚いていた。
意識しないで気を楽に、りらーっくすして何にも考えないこともエア持ちの大切な秘訣ではあるだろうけど、意識して試行錯誤するのも、成長には必要なことなんだろうなと改めて思う。
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