いやしかし、ダイビングというやつは、本当に大自然を相手にするアクティビティなのだなとつくづく思う。
何をどうしたって、敵いっこないのだ。

 

先日、伊豆海洋公園に行ってまいった。
その日も北東の風、なかなかにいい波が打ち付ける伊豆海洋公園であった(笑)

これで開けちゃうのがすごいですよねー

とガイドさんも苦笑い。
どうします?
どうする?

と、相方の様子をうかがう。

いく、っていうんだなー、この人は(笑)

 

と、言うわけで少し自然に立ち向かってみることにした。

 

そもそもエントリーからなかなかな波がどっぱんどっぱん打ち付けるもので、思い通りに進めやしない。
私たちがエントリーする前のチームもすってんころりんコロコロと波にもてあそばれております。
アハハと笑っていると次は私たちの番。
ちゃんと私たちも波にもてあそばれる。

 

とはいえ、水中は透明度15mほど、きれいな水中世界が楽しめてしまう。
その日も、おっきなクエやらホシテンスやらカミソリウオやらでっかいブダイやら…そういえばチンアナゴもいたなー、私まったく気づかずに近づいて全部引っ込んじゃったみたいだけれども…

そんなきれいなIOP。
今回、今シーズン初で、久しぶりのドライスーツで、そもそもウェイト何㌔だっけ?なんてやっていて、エントリーの時からしまったウェイト軽いなと思っていたところだったのだけど、、案の定安全停止で波に翻弄されてもう、浮かぶ浮かぶ。。浮かぶっていうよりもう波にぶん投げられてる感覚。相方が浮き上がっているのでそれを助けて引っ張ると自分が浮くわけで(笑)
おなじみのガイドさんだけどとても大変そう(笑)

とりあえずそこら辺に転がっている石をBCのポケットに突っ込み、岩にしがみついて何とかかんとか安全停止を終わらせてさぁいよいよEXIT!

どしゃーんばしゃーんどっしゃーん!!ばっさぁ~ん!!!
うひょー

相方はガイドさんがしっかりフォローしてくれている様子。

私も波に合わせてEXIT、、、というところで大波に見舞われ岩に打ち上げられてしまい…タイミングを合わせようと、岩にしがみついていたところ、不吉な光景が目に飛び込んでくる。
なんと残圧計が岩とロープの間に落ち込んでいる。やばい、このまま次の波が来たら完全にロープと岩の間にホースが挟まれてロックされ…どぱーんんん!

と、いったところにちゃんと来る大波。
挟まってなければそのままその波に乗って岸に向かってロープを伝っていけばいいのだが、、残圧計ががっちり固定されてしまった。。。

 

波に逆らって一旦反対方向に残圧計を押し込んでロープから外さなければならない…!

その間にもどっさんばっさん…うおー(笑)

ま、しかし波にも別に悪意があるわけでなく、何かのタイミングでうまくロープから外して岸に向かった。

 

いやー、参った(笑)

ガイドさんは相方に手いっぱいだし戻るのも大変だしどうしようかなー、ま、頑張ってもらおう、と生暖かく見ててくれたらしい。

 

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先日、想定範囲内のことを増やして、予想外を減らすべしなんていう記事を書いたんだけれど、予想外のことってのは予想外だから起こるもんではあるので(笑)
ま・つまりはその予想外を減らそうということには間違いないのだけども。
それにしても、今回の波の「やば、挟まる?!」と思ってから挟まるまでの短いこと。
一瞬に来る大波には、総重量100㎏ちょいの私なんて、全く持って赤子の扱い。

自然の力の偉大さを、改めて認識したIOPでございました。

 

私の中ではこれでもうすっかりIOPは波が高いイメージになってしまったなー。

 

2回目は、ウェイトを増やしてすんなりEXITできましたとさ。

経験と、それを利用することは、やっぱり大事だってことなのだ。

 

2回目のEXITは、動画もとっているので、落ち着き次第UPしておくことにする。

 

力の偉大さ、自然の美しさ。
ダイビングはいいなぁ。

 

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ガイド付きファンダイビング
2ビーチ  12,000円
交通費、お昼代。マグロの大カマ焼きボリュームありすぎ。