私は一応ちゃんと働いている仕事人である。
当然か(笑)
しかし普通に働いているかというとちょっと違って、仕事の時間帯がいつも夜なのと、最近やたら忙しいのとで、お休みをとるのもままならない状態だ。

加えて、家が遠いので帰れないなんてことも多く、ヨメからは次いつ帰ってくるのと聞かれる始末だ。

本当は毎日かえってヨメの顔を見ながらお酒を飲むのが一番の楽しみなのだが、働かねば酒も飲めないのだからこれはある程度致し方なし。

 

さて、この先〇日にお休みが取れそうだ、となると、なにはともあれすぐにお世話になっているガイドさん方に連絡を取ってみる。

〇日潜れますかっ?

OKとなればもうその日に向かって一気に仕事をするだけだ。

通常、ダイビングの日の朝は早い。

現地に8時~9時ごろに集合となることが多く、山奥に住んでいる私たちはいつも5時とか6時とかに出発しなければならない。伊豆の南の方を攻めようとなると4時発なんて言うこともある。
そしてそんな日の前日に限って仕事が遅い。帰ってくると夜の2時。

当然帰宅後即落ちてしまうが、ヨメ様がちゃんと起きるので起こしていただく。

そして心優しきヨメは得意でない運転を買って出てくれる。

2時間しか寝てなくても元気な時の方が多いので(これから潜れるひゃっほぅってなってるからね(笑))、たいていは私が運転するが、たまにとっても疲れていてまだねむーいという時はお願いすることもある。

 

運転が怖いから眠れないなんて言うこともなく。助手席に座った瞬間もう落ちている。落ちた記憶すら残らない。

はっと目が覚めると、だいぶ進んでいて…

 

道間違えたかもしれない

 

と、ヨメがつぶやく(笑)

 

気づくと東京インター方面に向かっている。
逆だね、うん。
間違っていることを指摘するとなぜか私がひとしきり怒られた後に、やっと運転を変わっていただける。

そうして眠気もすっきりと取れて、いつも快適にダイビングをすることができるのだ。

持つべきものは、運転もちゃんとしてくれる素晴らしきパートナーなのである。うん。