結論から言うと
どれでも大差ない
のだと思う。
だと思う、ですよ、あくまで。
私PADIなもので。
先日職場の同僚で、ダイビングのライセンスを取りたいという人がいて、試しにと思い色々調べてみた。
実に様々で、これを見ていたらどれをどうするのがいいのか、本当にわからなくなるなぁという感想を持った。
私のように、ただただノリと勢いでとりに行ってしまえたのは、思えばむしろ幸運なことだったのだなと思う。
◆◆◆
2日間でとれるなんて言ってるところはいい加減なところだ、うちは違います!
世界最大の認定団体〇〇 の5スターだから安心感が違います!!
厳しい認定基準の〇〇ですからとった後が安心!!!
などなど…皆さんいろいろ書いています。
けど、どれだけ一生懸命書いていても、見ている側からしたら、
その違いがよくわからん
のですよ。
5スターだからなんとなくすごそう。
とか、
厳しい認定基準だからいいのかもしれない。
とか、
世界最古の団体だから実績があって安心。
とか、
どれもこれも、経験したことのないものからすると、なんとなく「そんな気がするだけ」なわけです。
もちろんそれで選ぶのが、全然間違ってるわけではなく、それで選んでも結論まったくおっけーではあるのだけれども。
それではということで主要な認定団体について調べてみると、以下のような印象。あくまでも、私個人が調べて感じたことなので、事実と違う!とおっしゃられる方も中にはいるかもしれませんが。そこはお目こぼしを。
- PADI とにかく多くの人にダイビングを楽しんでもらいたいということで認定基準は甘めらしい。世界最大である理由も、敷居が一番低いから、ではなかろうか。認定ダイバー数も最大で、全ダイバーの60%だとか。
- NAUI とっても歴史のある認定団体らしく、PADIよりしっかり指導してますよ!という文句をよく見かける印象。なんだか質実剛健な印象。一説には一番古い認定団体だとか。
- SSI PADIの中の人がPADIの指導内容では足らんといって立ち上げた認定団体で、指導内容はとても高品質だとのこと。
他にもBSACとか、CMASとか、なんかいろいろある。
しかしその差がどのくらいなのか実際はわからない。
ちゃんと教えてもらわないと怖いよ…という人がSSIに行くのもよいし、いやいや簡単なのがいいじゃないとPADIを選んでもいい。
しかしどうやら、現実的にどこがいいのかと、調べてみたり、実際にインストラクターさんたちに聞いてみたりすると、実際潜るのには、どこでもだいたい大差ないよ。と、いうのが共通の認識の様子。
どこそこのカードだと海外では潜らせてくれないとか、何のカードだといいとか、現実的にはほとんど気にならんようです。この団体のカードだとダイビングスキルのチェックが入ることもある、というようなお話もあるにはあるらしいですが、潜らせてくれないということではないようです。
なぜそのように思うかといえば、私は敷居が低く、一般的には甘いと言われているPADIでCカードをとったせいだからなのか単にセンスがないからなのか、Cカード取得直後、5本目以降、自分がちゃんと潜れるようになっている実感はまったくなく、上手くなりたいなといつも思っていたわけです。
少しは上達したかな?と思えるようになってきたのが50本ほど潜ったころ。
今はレスキューダイバーもとってMSDもとって、本数は80本くらいですが、ようやく余裕が出てきたように思います。
これからまだまだいろいろなところに行っていろんな経験をして、成長していくのだろうなと思ってます。
そう考えると、どんな認定団体のどんな指導方法であっても、たった数日のたった数本で、そんなにダイビングスキルに差が出てくるとはとてもおもえないのですよ。
差があるとしたら、教わる側の意識とセンスの違いではないかなと。
結局、Cカードをとった後、どのように経験を積んでいくかの方が、ずっと重要なんじゃないかということ。
もちろん、全く同じではないのだろうけれど、これが、〇〇なら全く違います!Cカード認定直後から必ずみんな機材のセッティングからマスククリアから中性浮力まで完璧です!とはさすがに言えないだろうと思う。新米ダイバーであることには変わりはないわけだから。
しかも、Cカードをとった後、1年潜ってなかったらどうだろう?
どんな人であっても、あれ、セッティングどうやるんだったっけ?となるんではないだろうか。
各団体、それぞれ一長一短あるだろうから、その優劣をここでは論ずる資格もそのつもりも全くないのだけど、まず入り口としては、どの入り口から入ってもいいのではないかなということを言いたい。
どの入り口から入っても、その先にある海は同じなのだから。
どの認定団体で取得したCカードでも、海を大切に思う気持ちと、成長したいという気持ちがあれば、ちゃんと上手になれると、信じております。
参考URL
https://oceana.ne.jp/feature/diving_start1/11
コメントを残す