私は相方をサポートするために海に潜っているといっても過言ではない。
そのためには、常に相方をサポートできるだけのスキルと経験を身に着けておく必要がある。
だから、一人でスキルを磨くべく潜りに行くこともある!
決して、ただ一人で潜りに行きたいから言ってるわけではない!
◆◆◆
さて、私は一人で潜りに行くことも実際あるわけだが、相方が一人で潜りに行くことも、たまにはある。
先日、(これは私が一人で)大瀬崎に潜りに行った際、機材をメッシュバッグからあけてみて違和感を抱く。
なんかマスクがおかしい?あれ?
よく見るとそれは相方のマスクであった…
先日、二人の機材を郵送で送ってもらった際、相方がそれらを仕分けしてくれたのだが、おそらくその際に入れまちがえたのだろう。
しかし相方は、前日に一人で潜りに行っており、私のマスクで潜ったことになる。
全く気がつかなかったのかよ(笑)
思わずこみあげてきたのは笑いだった。
が、しかしすぐに我に返る。今日、どうする?
これで潜るしかないが…レンタル借りるのもしゃくだしな。使えなくはないだろ。日焼け止めとファンデーションがたくさんついて白くなったマスクを呆然と見つめる。
1本目。
大瀬崎のエントリーはビーチから。まずは湾内。
お風呂につかるように静かにエントリー。
穴の開いたペットボトルを水に沈めたかのような速度でマスクに水が入ってくる。
しかしもうこりゃどうにもならない。
ほぼ毎回の呼吸でマスククリア。
マスクがずれる。マスククリアしすぎてマスクがずれる。さらに曇る。
こんなに水が入るもんか?なんか間違えたかな?いや、間違ってないな…ごそごそごそごそしながらガイドさんについていく。
約40分の1本目が終わるころ、曇り止めもさすがに効果が切れ、
曇る
ずれる
水が入る
の三重苦の中、マスクに水をいっぱい貯めてのエグジットとなった。
こりゃいかん、せめて曇らないようにと曇り止めを多めに塗った2本目。
曇る
ずれる
水が入る
曇り止めで目が染みる
の四重苦でマスクに水と涙をいっぱい貯めてのエグジットとなった。
その日は水中カメラにワイドコンバージョンレンズ(広角レンズ)を初導入し、今日はたくさんワイドな写真撮るぞぉ―!と息巻いていたのだが、そんな余裕はまったくなし。
マスクを抑えているかカメラを抑えているか。
なんともあわただしいダイブとなったのである。
◆◆◆
これは極端な例であろうとは思うが、自分に合わない機材というのはとにかく快適なダイビングの支障となる。快適でないダイビングは最悪命にもかかわるわけだからできる限りなくすべきだ。
格安ダイビングを謳う私としては、自分も含め読者諸氏にもできるだけ安く快適にダイビングをしていただきたいと思っている。
であるからこそ、エントリーモデル30万の機材一式を買うのではなく、
自分に合った機材を使うのが一番
であると声を大にして言いたい。
レンタルであるかどうかは、ここでは重要ではないけれど。
ちなみに前日に私のマスクで潜った相方は全く違和感なかったそうだ。
人によって、合う、合わないがあるということは間違いないが、必ずしも、こちらが合うからこちらはダメ、ということではないのだなと実感したエピソードだった。
ちなみに曇り止めの塗りすぎも、よくないのだということも今回よくわかった…
それにしても、ヨメ様には、せめて自分のマスクかどうかくらいは判別できるようになっておいてほしいと願う…
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